【アロマテラピー】アロマテラピーがもたらす効果・効能【癒し・リラックス】

アロマテラピー

アロマテラピーとは、植物から採取される精油(エッセンシャルオイル)を使った「心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく」自然療法のことです。日本語では ”芳香療法” と訳されます。

精油(エッセンシャルオイル)とは、ハーブなどの植物の花、茎、葉、樹皮などから抽出された、揮発性、芳香性のエキスのことです。 主に、水蒸気蒸留法、圧搾法などで抽出されます。

精油は、それぞれの植物によって特有の香りと作用をもち、アロマテラピーでは、これをさまざまな目的で利用します。

アロマテラピー効果

アロマテラピーは、

  • 神経を静め、リラックス
  • 気分転換(リフレッシュ)
  • 消化促進
  • 免疫の強化、調整
  • 睡眠の質の向上
  • ホルモンバランスが整う
  • 健康で美しい肌を保てる(細胞促進)
  • 肩こりが緩和される(血行促進)
  • 認知症予防効果が見込める

などの効果があります。

アロマテラピーは、精神面・身体面の両方に働きかけてくれます。また、現在起きているトラブルを解決するだけでなく、健康を保つセルフケアとして使うこともできます。アロマテラピーには、非常に幅広い効果が期待できます。

アロマテラピーの実施方法

芳香浴法

芳香浴とは、ディフューザーやスプレーを使って、精油(エッセンシャルオイル)を拡散させ香りを楽しむことで、リラックスしたり、快眠、リフレッシュなど心のバランスを整える方法です。

精油の成分を空気中に拡散させ、それを鼻から体内に取り入れる方法です。 精油を温めることで揮発性が高まり拡散しやすくなります。

ティッシュペーパーやハンカチに1~2滴垂らしてデスクや枕元に置く、アロマポットやアロマディフューザーなど、専用器具を用いて実施します。

沐浴法

精油を植物油やバスソルトで希釈したものを湯船に入れて入浴、若しくは大きな桶などに体の一部を浸して部分浴として行う方法です。身体を温めることで、血行促進や、疲労回復、デトックスなど相乗効果を与えてくれます。

既製の入浴剤と違い、アロマバスは自分の体調や気分に合わせて香りを選べる事が一番のメリットです。

蒸気吸入法

コップや洗面器などにお湯を入れ、精油を数滴落としてから、口若しくは鼻から蒸気吸入することで喉の痛みや呼吸器系のケアに役立てる方法です。

頭からタオルをかぶせる事で、フェイシャルスチームとしてスキンケアにも活用できます。

湿布法

洗面器などにお湯(または水)を入れ、精油を数滴落としてから、タオルを入れて良く絞り、身体の一部に充てる方法です。

精油の成分を皮膚から吸収させる最も効果的な方法で、筋肉をもみほぐすことで、コリを解き、良い香りでリラックスできる効果もあります。

慢性的な痛みの肩凝りや、生理痛の時は温かいタオルを患部に充て温めます。捻挫や打ち身、炎症などの時には冷たいタオルを患部に充てて冷やして使うと良いとされています。

トリートメント法

精油をキャリアオイル(植物油)で希釈し、身体や顔に塗布しマッサージする方法です。リラクゼーションをはじめ、筋肉の凝りやリンパの滞りの改善、血行促進、保湿などの効果があります。

おすすめのアロマオイル 選び方

室内で香りを漂わせる方法以外のマッサージなどでは、通常オイルは薄めて使用します。

マッサージ後に皮膚にオイルが付着したまま日光を浴びるとシミになったり炎症を起こしたりするものもあります。オイルを選ぶ際には、必ずそのオイルの持つ特性を確認してください。

アロマオイル種類

目的 アロマオイル
精油(エッセンシャルオイル)
おすすめの使い方
リラックス ラベンダー・フランス
ゼラニウム
スイートオレンジ
ディフューザーで香りを広げる
気分転換・集中 ローズマリー
ペパーミント
レモン
エッグストーンに精油を落とす
セルフケア レモン
グレープフルーツ
ジュニパーベリー
トリートメントオイルを作りセルフマッサージ
空気清浄・消臭 ティートリー
ペパーミント
ユーカリ・グロブルス
手作りルームスプレー
ハウスキーピング スイートオレンジ
ペパーミント
ティートリー
重曹に精油を落としてキッチンのクレンザーとして
おやすみタイム ラベンダー・フランス
カモマイル・ローマン
ベルガモット
ディフューザーで香りを広げる
ウーマン ゼラニウム
クラリセージ
サンダルウッド
トリートメントオイルを作りセルフマッサージ

香りから選ぶアロマオイル

香りの種類 香りの傾向 こんなとき場面でおすすめ 代表的なアロマオイル
フローラル系 優美な香り 女性らしさを高めたいとき、肌の不調を感じているとき、リラックス、活動的になりたいとき ローズ、ゼラニウム、ローマンカモミール など
ハーブ系 シンプルな草花の香り リラックスしたいとき、リフレッシュ、体のリズムを整えたいとき ラベンダー、マージョラム、タイム、ローズマリー など
柑橘系 さっぱりとした柑橘フルーツの香り 明るく前向きになりたいとき、幸せを感じたいとき、集中したいとき グレープフルーツ、レモン、オレンジ・スイート、ベルガモット など
樹木系(ウッディ系) 木材や森林の香り 気持ちを落ち着かせたいとき、お風呂や寝室でリラックスしたいとき ひのき、シダーウッド、ユーカリ など
樹脂系 樹木と樹脂の甘さが混じった香り やることが多くて忙しいと感じたとき、雑念を追い払いたいとき、リラックスしたいとき フランキンセンス、コパイバ、ミルラ、ベンゾイン など
オリエンタル系 エキゾチックで暖かい南国の香り まったりとリラックスしたいとき、日常を忘れたいとき サンダルウッド、イランイラン、パチュリ など
スパイス系 原料によって大きく異なる 夏バテや冷え対策、疲労を感じたとき カルダモン、クローブ、アニス、シナモン など

アロマテラピーの注意点

精油は植物の成分が高濃度に濃縮されているため、安全に使用するために、以下のような点に注意が必要です。

・ 原液を直接皮膚に塗らない
・ 精油を飲用しない
・ 精油を目に入れない
・ 引火の危険があるため、火気に注意
・ 子どもやペットの手の届かない場所に保管
・ 柑橘系のオイルの光毒性

エッセンシャルオイル(精油)の原液は刺激が強いので、必ず希釈して使いましょう。もし原液が皮膚についてしまったら、流水ですぐに洗い流しましょう。

目に入った場合も大量の水で洗い流してください。異常が出た場合は、すみやかに医師の診断を受けてください。

ヨーロッパなどでは医師の指導のもと飲用するケースもありますが、日本では禁止されています。

希釈したものなら基本的に問題ないとされますが、子宮収縮作用や女性ホルモンに影響するものもあるので、医師やアロマテラピーの療法士に相談できない場合は、避けた方が安全です。

上記の注意点を守ってアロマテラピーを楽しみましょう。

 

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