塗り絵といえば、子供がお絵かきのように遊ぶものだと思う人も多いでしょう。
ところが今は、大人向けの趣味として、「大人の塗り絵」が人気を集めています。デザイン豊富で難易度も幅広く、脳トレ効果があるといわれています。
この記事では、魅力あふれる「大人の塗り絵」を「はじめてみようかな」と思った方に、必要なものや、塗り方のアドバイス、「大人の塗り絵」で人気の本を紹介していきます。
大人の塗り絵とは
大人の塗り絵とは、繊細なデザインが特徴的な、その名の通り、大人向けの塗り絵のタイプのこと。
もともとはフランスが発祥で、フランス語では「コロリアージュ」と呼ばれています。
繊細なデザインの下絵に色を塗るだけで、プロのような作品ができあがることで人気があります。
上手く塗るコツ
指先だけを動かすように塗るとキレイに塗れます。手首をしっかりつけて、鉛筆をななめに持ち、スキマがないように少しずつ塗りましょう。あまり力を入れずに細かく丁寧に塗っていくと、仕上がりも全然違ってきます。
寝かせて塗る
色鉛筆は、基本的に寝かせて塗ります。
グラデーションをつける
同系色の色鉛筆を3~4本用意しておき、薄い色から濃い色に塗り重ねていくことで、簡単にグラデーションを付けることができます。
色を塗る時は、紫、青、水色のように同系色で3本くらい選んで塗るのがオススメです。同系色を選ぶことで、グラデーションを作りやすくします。
黒の塗り方
黒を塗る時、初めから「黒」で塗るのはあまり良くありません。様々な色を混ぜながら「黒を作っていく」ことで、より深みのある色になります。このテクニックを使うことで完成した作品の黒部分に奥行きを感じることができます。
大人の塗り絵おすすめの画材・道具
トンボ、ファーバーカステルなどの一般的な色鉛筆です。よく見かける普通の色鉛筆はこちらに分類されます。筆記用具としてのもの、画材に適した色鉛筆などさまざま。
トンボ鉛筆 色鉛筆NQ 36色セット
トンボ鉛筆の「色鉛筆NQ 36色セット」は、色が揃っているので初心者にも上級者にもうってつけの色円筆です。
三菱鉛筆 ポンキーペンシル12色セット
三菱鉛筆の「ポンキーペンシル」は、色は少ないですが発色が良く、鮮やかな仕上がりになります。
クツワ 透明鉛筆削り
クツワの「透明鉛筆削り」は、芯の長さを調整できるすぐれもの。大人の塗り絵は細かい作業になるので、芯の長短も作品の仕上がりに影響します。
トンボ鉛筆 モノゼロ角型
トンボ鉛筆「モノゼロ角型」は、細かい部分も消しやすい消しゴムです。
ステッドラー ウォーターブラシ(水筆)細筆
ステッドラー「ウォーターブラシ」は、水を入れて使用するもので、ぼかし・混色などの表現が自在に楽しめます。
ステッドラー カラトアクェレル 水彩色鉛筆
水彩画風のタッチが楽しめる「水彩色鉛筆」もおすすめです。高評価なのが、こちらのステッドラーや、ファーバーカステルといった海外のメーカー。
三菱鉛筆 水彩色鉛筆 ユニウォーターカラー
メイドインジャパンの「三菱鉛筆 ユニ ウォーターカラー」も人気です。
Too コピック チャオ
イラストレーターや漫画家に絶大な人気を誇るカラーペン「コピック」(写真)も、大人の塗り絵で人気。ペンなのに、混色や重ね塗りを楽しめることが特徴的。キャラクターの肌などで重ね塗りをすると、きれいな濃淡がでます。
大人の塗り絵の魅力
- アートのような繊細な美しさ
- 脳を活性化させる効果を持つ
- 没頭することで癒し効果あり
- 初心者でも簡単に始められる
- ストレス発散効果がある
塗り絵は色を塗るという簡単な作業のため、初心者でもすぐに始められます。
大人の塗り絵の魅力は、仕上がりの繊細さ・美しさです。子どもの塗り絵よりも描線が多く複雑なため、多彩な色使い・細かな塗り分けが必要となります。手間がかかる分、完成品のクオリティーは高く、塗るだけでアート作品を完成させたかのような達成感・満足感を得られるのが魅力です。
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