卓球は、オリンピックの正式競技として採用されています。2018年には、「Tリーグ」も始まりました。
また、競技だけではなく、趣味や遊びとしても人気があります。ここ数年で、漫画喫茶やラウンドワンなどに卓球台の設置され気軽に楽しめるようになりました。
この記事では、卓球の魅力、初心者の練習法・コツなどを紹介していきます。
卓球のルール
卓球は直径40mm、重さ2.7gの小さくて軽いボールを長さ2.74mの台をはさんで相手と向き合い、打ち合います。
現在のルールでは1ゲーム11点先取で、5ゲームズマッチ(3ゲーム先取)や7ゲームズマッチ(4ゲーム先取)で行われます。各ゲームでスコアが10‐10になった場合(ジュース)は、どちらか先に2点差をつけたほうが勝ちとなります。
サービスは2本交替で試合が進んでいきます。ただし、10‐10以降は1本交替になります。
卓球で使用する道具
シェークハンドラケット
シェークハンドラケットの握り方は、握手するようにグリップを手のひらに乗せ、中指・薬指・小指で握る。力を入れすぎないように。親指と人差し指は、柄ではなくラバーをはさむように握る。両面で打てるため、フォアハンド・バックハンドが打ちやすくなります。
タイプ | 特徴 |
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ストレート型 |
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フレア型 |
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コニック型 |
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アナトミック型 |
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ペンホルダー(ペン)
ペンホルダーラケットの握り方は、グリップの出っ張りに人差し指をかけて握る。親指でラケット角度を調整しながら打つ。裏面は、グリップの延長戦の近くに、軽く曲げた状態で中指を置くと良い。ラケットの表部分にラバーを貼り、片面だけでフォア・バックハンドを打ちます。
タイプ | 特徴 |
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日本式のペンラケット |
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中国式のペンラケット |
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反転式のペンラケット |
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ボール
卓球のボールはプラスチック製で作られていて、硬式のボールは直径40mm、重さは2.7gです。試合用(公認球)と練習用(硬式球)に分けられています。
そのほか、直径44mm、重さ2.2~2.4gの「ラージボール」もありますので間違えないようにしましょう。
卓球初心者の上達方法
フォアハンドの打ち方
ラケットハンド側(右利きなら右側)のボールを打つ技術をフォアハンドと言う。フォアハンドとはラケットハンド側(右利きななら右側)のボールを打つ技術のことを指す。まずは基本のフォアハンドを身につけよう。やや右肩を引きながら腰をひねってバックスイングし、ラケットを少し下に向け、体の脇から顔の前へスイングする間に打球しよう。
バックハンドの打ち方
フリーハンド(ラケットを持っていないほうの手)側のボールを打つ時に使うのがバックハンド。ひじと手首をやや内側に曲げてバックスイングし、 肘と手首を伸ばしながらラケットが縦になるようにスイングする。 中国式ペンホルダーで裏面を使う場合も同様の打球方法なので同じように練習をしよう。
フォアとバックの切り替え練習
フォアとバックを1球ずつ切り替えて打つ練習方法です。慣れてきたらスピードを上げるようにしてください。この練習でフォアとバックの切り替えを体にしみこませます。
目で見るより実際に行ってみるとスピードの速さに驚きますが、コツコツ行っているとスムーズな切り替えが可能になります。
ツッツキ
相手の下回転のボールに対して、台の上で下回転をかけ返す方法がツッツキ。まずは足を踏み出してボールに近づこう。そして打球面を上に向け、ボールの下側をこすりながら打球。コンパクトなスイングを心がけよう。
ツッツキは打たずにつっつく打ち方なので、相手の回転を読み間違えさえしなければしっかりと打ち返せます。安定性もあるため、ラリーが続くようになります。
ブロック
相手の強いボールを止めることを言います。ブロックは思い切り打ち返さないので、防御という考え方のほうが良いでしょう。とにかく相手の強いボールをブロックして、自分が攻撃できるチャンスをうかがいます。
最初は難しいですが、速いボールに慣れてくるとブロックができるようになります。
カット
卓球台から距離を取り、下回転をかけて相手のミスを誘う守備的な打法がカットだ。飛んでくるボールに合わせてラケットを高く引くようにバックスイング。そこからラケットを振り下ろし、ボールの後ろ側をとらえて下回転をかけながらボールを打ち返そう。
卓球の魅力
- オリンピックの正式競技
- 手軽に始められる
- 体格や年齢差が表れにくい
- 生涯スポーツとして楽しめる
卓球は、オリンピックの正式競技として採用されています。オリンピックは、4 年に1度開催されるスポーツの祭典で、世界中の人が注目する知名度の高いスポーツです。
卓球は、卓球台とボール、ラケット、それとプレイヤーが2人いれば行うことができます。競技として行うのであれば、審判も必要ですが、遊びや趣味として行うのであれば、各々でジャッジすれば行えます。
近距離で相手とボールを打ち合う卓球は動く範囲が狭いので体格や年齢の差が表れにくいスポーツともいわれています。こういったことから、卓球は生涯を通してつき合うことができるスポーツです。
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