友人とテニスを始めたけど、どんな練習をしたら上手くなるのか分からない。
「子どもがテニスやっているけど、なかなか勝てない」「子どものテニスがうまくなるためにサポートをしたい」そんなお悩みをお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか?
そんな方にテニスの練習方法や、おすすめの道具などを紹介していきます。
テニスのルール
サーブ
サーブはベースラインの後ろから打ち、手でボールを空中に上げて、ボールが地面に落ちるまでの間にラケットで打たなければいけません。
ラケットで打つまでにベースラインを踏んだときやネットを越えないとき、規定のエリアに入らない場合は打ち直しとなり、2回連続してサーブを失敗すると相手に得点が入ります。
また、サーブ後は打ったボールがサイドラインやベースラインを越えた場合も相手の点数となります。コートに入ったボールを2回バウンドする前に返球できなかったときも、相手に得点が入ります。
ポイント
「ポイント」とは得点の最小単位のことで、「ポイントを相手より先に多く獲得した選手が勝ち」というのが得点の基本的なルールです。
スコア上の表記・表現
実際のポイントと、スコア上の表示は異なっているので注意しましょう。
例えば、1ポイントならスコア上の得点は「15」、2ポイントなら「30」になります。
実際のポイント | スコア上の表示 | コール(言い方) |
---|---|---|
0 | 0 | ラブ |
1 | 15 | フィフティーン |
2 | 30 | サーティ |
3 | 40 | フォーティ |
4 | G | ゲーム |
ゲーム
「ゲーム」とは、は得点を基準にした試合の単位です。
どちらかの選手が4ポイント先取するまでを、「1ゲーム」と数えます。4ポイント先取で1ゲームが終わったら、また次のゲームが開始されます。
セット
セットとは、「ゲーム」より大きな試合の単位で、どちらかの選手が6ゲーム獲得するまでを、「1セット」と数えます。最終的に、規定のセット数を獲得した選手が勝者です。
デュース
デュースとは、スコアが「40-40」、つまり「3ポイント-3ポイント」の状態で拮抗しており、1ゲームの獲得を争っている状況を指します。
通常は、4ポイントを先取した側が勝ちですが、デュースの状態では、2ポイント差をつけて勝つ必要があります。
タイブレーク
ゲームの獲得数が「6-6」で拮抗したときに、「タイブレーク」が発生します。
「6ゲーム先取で1セット獲得」が基本ルールですが、2ゲーム差をつけなければならない
という条件があるのです。
タイブレークでは、特別に12ポイント制のゲームで決着をつけます。
このゲームの勝利条件は、
- 2ポイント差をつけて7ポイントを先取する
- 6ポイント同士になってから2ポイント連続で先取する
のいずれかです。
テニスの練習方法・上達方法
グリップの正しい持ち方
テニスラケットには 「イースタングリップ」という持ち方があります。
イースタングリップはラケットを地面において、親指の付け根をグリップに合わせるように握る持ち方です。
ラケットの面と手のひらの向きが同じになるので、手のひらでボールを打っているような感覚になります。
他の持ち方に比べて、 自然にボールを捉えやすいため、テニスを始めたばかりの初心者におすすめ。
打点
正しい打点とは、腰の高さ程度で、体重の乗っている足より前の場所のことです。
初めの5分から15分は、自分のフォームなど細かいことを意識するのをやめて、理想的な打点で打つことに専念しましょう。
理想の打点で打てたときは、スムーズに力が伝わりよくボールが飛んでくれるはずです。
動画にとってフォームの確認をしてよくなるように改善しましょう。
サーブ
次は相手のサービスエリアにサーブを入れる練習をしていきましょう。まずはラケットを使わずトスの練習から始めます。体より前に、同じ高さで正確にトスを上げる技術が安定したサーブにつながります。
トスの練習が終わったら、ラケットを持って実際にサーブの練習を進めていきましょう。上げたトスをただ打っていくだけでなく、インパクトの位置を掴むことを意識して練習すると良いです。
ラリー・ボールコントロール
ラリー
硬式テニスは相手と打ち合うスポーツであるため、ラリーは絶対に必要な基礎となります。ラリーはテニスというスポーツの土台となるので、まずはラリーができることを目標に練習をしていくことが基本となります。
球出し練習はショットのフォーム作りがメインとなり、ラリーは硬式テニスに必要な予測・判断といった要素を上達させるために行う練習のやり方となります。
打ち方はさほど気にしなくても良いので、どんなボールが来るのか、どのくらいボールは弾むのか、どのくらいの力具合でラケットにボールを当てたら良いのかといった打ち方以外のことを意識してラリー練習に取り組むことが硬式テニス上達に必要な基礎となる考え方です。
ボールコントロール
ラリーをするにも、ゲームでポイントをとるにも欠かせない技術の基礎として「狙う」があります。自身が狙ったところにボールをコントロールすることが、硬式テニスをプレーする際の目標となります。ボールをコントロールするための基礎は3つです。
- コース
- 強弱
- 高さ
テニスボールを打球する際に常に意識したい点となります。コースを決める基礎となる考え方は、打つ時の体の向きとラケットの面の方向、強弱はスイングスピード、高さはスイング軌道とラケット面の角度です。レベルが上がってくることで、さらに「回転」という要素が加わってきます。
ボールを飛ばす
ラリーをするための力の調節やコントロールするための基礎となる要素ができた後は、硬式テニスのスイングでボールを飛ばす段階になります。多くの硬式テニス初心者は、初めの段階でボールが飛びすぎてしまうといった経験をします。ですが、硬式テニスの基本となるルールはテニスコート内にボールを収めることです。
テニスに必要な道具
ラケット
多くのラケットが発売されており、デザインや大きさ、重さもバラバラなため正直どれを選べばいいか分からないですよね。
なぜ、こんなに多くの種類があるかというと、プレースタイルや筋肉量によってラケットを選ぶからです。
初心者の場合、操作しやすい軽量タイプのラケットがおすすめです。女性やシニアの方であれば270g前後、成人男性であれば300g前後が一般的なラケットの重量といえるでしょう。
また、ラケットの面の大きさであるフェイスサイズは、初心者の方は大きめのものをチョイスするとスウィートエリアが大きくなり、ボールを飛ばしやすくなるのでおすすめです。
ボール
テニスボールは、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールの2種類に分けられます。プレッシャーボールは試合などでも使用されるメジャーなタイプで、打球感が軽くてよく弾むのが特徴です。
ただし、劣化が早いものだと使っていなくても1週間程度、使えば1日から2日程度で内部のガスが抜け、打球感は重くなります。ノンプレッシャーボールは、ゴムが劣化しない限り使える耐久力やコスパが魅力。ただし打球感が重くボールが硬いのが難点です。
ウェア
テニスウェアは、季節に合った動きやすいものを選びましょう。テニスはダッシュや体の捻り、振り抜きなどの動作を伴うため、ウェアは体の動きを邪魔しない伸縮性の高さが重要となります。
シューズ
シューズは、ランニングのように前後の動きだけでなく左右の動きにも強いものを選ぶと良いでしょう。大きな衝撃にも耐えられるテニス専用のシューズがおすすめです。
ハード用・クレイ用・グラス用のコート別のものと、どんなコートにも対応できるオールコート用があります。初心者の方は間違いのないオールコート用を購入するようにしましょう。
テニスの魅力
一生楽しめる生涯スポーツ
テニスの魅力の1つ目はスポーツの趣味としては非常に長く楽しめること。テニスコートに行けば、若いプレーヤーだけではなく60歳を超えたプレーヤーも多くいます。
親子はもちろん孫とテニスしている方もいるぐらい長く楽しめるスポーツです。町の大会、いわゆる草トーナメントには年代別の大会もあり、自分の年齢に合わせた楽しみ方できます。
少人数で楽しめる
2つ目は少人数で楽しめることです。野球は試合をするためには最低18人、サッカーであれば22人必要ですが、テニスなら2人で試合ができます。人数が揃わずに試合ができないということが少なく、週末だけでなく平日の仕事終わりに友人と試合をすることもあります。
少ない人数であれば予定調整もし易いため、ライフスタイルに合わせることができます。
男女一緒に楽しめる
一般的な球技では大会が大きくなるにつれて男女別々の大会になることが一般的ですが、テニスでは世界で一番大きなテニス大会であるグランドスラムでもミックスダブルスと呼ばれる男女ペアによる種目があります。
もちろん大きな大会だけでなく小さな大会でもミックスダブルスは多く行われており、夫婦や恋人、同じサークルの友人など様々なペアで出場しています。
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